スタンフォードの自分を変える教室

本のはなし

食欲の秋、絶賛進行中のみどりンですが、ブログの方は読書の秋。

今日ご紹介するのは、当ブログを始めるきっかけともなった本です。

自然散策をおススメしている当ブログですが、緑に触れるのがココロと体にいいよ~と言っても、実感がわかない方もいますよね。

毎日めいっぱい仕事や家族のお世話に頑張ってる方は、それどころじゃないと感じるかも。

やるべきことは山積み。やりたいことも沢山ある。

そんなボケ~としてる暇はないんだって!😠

お気持ち、分かります。

そこで心理学者のベストセラーを通して、自然に触れる事が、頑張るアナタにも積極的なメリットのある事をご紹介します。

図解でわかる スタンフォードの自分を変える教室

この表紙を見て、まず思ったのは「これが本当に著者ですか?書籍のカバーにモデルさんを使ったんじゃないの?」

ですが、これが著者その人でありました。天は二物も三物も与える・・・

タイトル通り、中身は典型的な自己啓発本です。男性読者の多い自己啓発系の書籍では、可愛い女の子のイラストが表紙だったりがありますので・・・だからモデルじゃないの?はあながち的外れな推測ではないかと(;^ω^)

実際には表紙の女性はこの本の著者その人で、アメリカ有数の一流校であるスタンフォード大学のケリー・マクゴニカル教授です。御覧の通りの、金髪・青い目の美人さんですが。

ただしみどりンはジャケ買い(表紙買い?)ではありませんで、他の心理学系の記事で引用されていたことから、この本にたどり着きました。

本のテーマは、「意志力」を強くしてなりたい自分になること。基本、頑張る系の本ですね(;^_^A

内容は60万部のベストセラーとなった同名の書籍を、読みやすく図解を交えて要約したものです。

タイトル通り「図解」でとっつきやすくなってます。見開き1ページで一項目一テーマにまとまっている点も、読みやすさのポイントです。イラスト入りで直感的に理解できます。図解版でも、絵が入っただけで中身が難解なままなんて本もありますが、この本は図解が内容を簡潔に反映して理解しやすいです。硬い内容でもすんなり入る感じで、おススメできます。

でも、みどりンが最初に関心を持ったのは、「自分を変える」でも「意志力」でもなく・・・

自然に触れる事は、都会でお仕事その他を頑張っている人たちにとって、積極的なメリットがある。その事が科学的なリサーチに基づいて述べられている部分に着目しました。

グリーンエクササイズで意志力を満タンにする

この項目がお目当てで本書を手に取りました。

意志力をすぐに満タンにするには、「外に出る」が良いとのこと。これによってストレスが軽減して集中力も高まります。

屋外で自然にふれられることなら、何でも「グリーンエクササイズ」と考えて良いそうなので、これならお手軽ですね。ほんのちょっとで効果が表れるとのことです。

それも、汗をかいて行うほどの運動らしい運動である必要もない。それどころか、ウォーキングなどの軽いエクササイズのほうが激しい運動よりも効果が高くて即効性があるというのは、嬉しいポイントです。

やる気を充電するのには逆に外へ出て、近くの公園などの緑のある場所に行くとか、近所を一回り散歩するだけで、意志力は満タンになるとのこと。シンプルなのが嬉しいです。

とかく考えが煮詰まると出不精になりがちだけど、そんな時こそ外に出て緑にふれるのが即効性のある解決策という事らしいです。当たり前に思えるけど忘れがち、なので出来れば毎日の自然散策を、習慣にしてしまいたいですね。

次に、グリーンエクササイズ以外で参考になった部分を、もう一か所ご紹介します。

選択を振り返って分析する

「分析する」が大切ですね。失敗には当然のように「反省」が求められますが、「分析」の方が解決に結びつきやすいように思います。

例として挙げられているのは、「夕方ジムに行こうと思っていたが、サボってしまった」ケースです。

この例で「反省」をすると、「ああ、自分は何て意志が弱いんだ」と自分を責めて落ち込むことが想定されます。こうして自己嫌悪に悩んでも、ジムに行けるようになるわけでなく、ケーキのやけ食いでかえって太るかも(注:これはみどりンの場合)。

「反省」は、「凹む」や「悩む」「落ち込む」を伴う印象がありませんか?落ち込んで悩むことで、解決へと動くことも出来なくなっって、固まってしまうことになりかねません。これらは問題解決へと進むのを妨げます。

一方で「分析」の場合は「なぜそうなったか」を先入観なしに受け止め、「今後そうならない方法」を考えることになります。この例なら「さぼり心が悪い」と非難する前に、「一度帰宅してリラックスしたら、外出しづらい気持ちになった」現実をまず認識する。その上で、今後どうしたら改善できるかを考える。そうすれば、いったん帰宅すると出づらいなら、ジム用品を持ったまま出勤して会社からジムに直行する、といった対策が考えられます。

客観的に分析し「ああ、そうか」と思ったら、「じゃ、こうしたらいいかな」と淡々と改善する。アメリカ人らしく論理的で、感情論の入らない考え方なので、かえって行動につながりやすい印象です。

そのぶん、感動というかエンタメ性には欠けますけどね~(^-^;)

以上、硬いテーマを扱った書籍ですが、著者の専門はビジネスではなく心理学です。中でも個人の健康や幸せをテーマとしています。そういった視点で読めば、ビジネスパーソンだけでなく、幅広い皆さんに有益なヒントが見つかるかと思います。

みどりン的には、緑や自然に触れることが、のんびり派だけでなく頑張る人にも役に立つ事が述べられているのが良かったです。忙しい日本人、感覚的に分かっている事も外国の有名大学の偉い先生が言うと、あらためて納得できるなんてこともありそうです。

で、結論はというと、自然散策をおススメしますという変わり映えのない話 ブレないひと言で〆たいと思います。

では、また!

 

タイトルとURLをコピーしました