匂ひをこせよ梅の花

冬の日々

こんにちは! みどりンです。

🌺梅の花にちなんだ和歌で、誰もが聞いたことのある一首が、菅原道真が詠んだこちらです。

東風(こち)吹かば 匂ひをこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな 

なぜ、耳馴染みがあるかと言えば、国語の授業と歴史の授業の両方で取り上げられるからでしょう。しかも多くの場合は、中学と高校で2回話題に上ります。なので歴史と国語の授業で寝ていた人💤でも、一度くらいは耳にしたのでは(;’∀’)

歌の意味は、梅の木のある自宅を離れて遠方に赴く際の、梅の花への呼びかけです。「梅の花よ、主人である自分がいなくなっても、東風が吹く時期になったら、つまり春になったら、香りを送ることを忘れるなよ」。「匂ひ」は「匂い」の古い表記で、「をこす」は「遣わす・送る」の意味です。

言葉のチョイスとして、「咲くことを忘れるな」ではなく「香ることを忘れるな」と表しているところが印象的で、梅の花の特徴をよく示しています。

それくらい梅の花と香りは、切っても切れない関係にあります。梅は花の中でも、その良い香りで知られています。梅が香りはじめる、イコール梅の開花です。

今の開花状況はというと・・・

白い花をつける白梅も・・・

たくさんの蕾がいっぱいに膨らんでいます。今年は寒さが続いて開花が遅れていますが、この寒さがゆるんで春風が吹いた時のために、良い香りをいっぱいに振りまく準備は整っています。あと少し、あとちょっとですね😊

では、また!

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