こんにちは! みどりンです。
🎵秋を彩るカエデ🍁やツタは~🎵
という事で、今回はカエデのお話です。
正直、黄葉と言えばイチョウ、紅葉と言えばモミジのイメージがありませんか?
カエデはあまり注目されない感じがしますね。でもこの秋、考えが変わりました。
日々の散策でカエデの木を継続的に観察して、紅葉や黄葉の代表格になれない理由も分かりました。同時に、カエデって思っていた以上に優れモノだと知りました。
こちらは秋の始まりにご紹介した、緑から黄色・赤のきれいなグラデーション見せていたトウカエデの樹です。
他の樹々に先駆けて、真っ先に色づき始めました。そして同じ一本の樹の中でも部分的に色合いが異なり、グラデーションがきれいなのが特徴的でした。
トップの部分とサイドではこんな風に違い、それがベースの緑に映えて何とも爽やかでした。
カエデのイメージとしてはモミジと同じく真っ赤な紅葉でしたし、一般にカエデの写真として紹介されるものも真っ赤なものが多いです。でも、このままグラデーションの変化が楽しめるのだろうか?それとも・・・と毎回楽しみに、この木を訪れました。では、時間がたつにつれ変わってしていった色彩を時系列でご覧ください。
さらに赤く色づいて、紅葉がマックスになっても、黄色や緑の部分があちこちに残って、きれいなコントラストとグラデーションを見せてくれました。
一本の樹の中での色の変化、コントラスト、グラデーションが移り変わる様子は、秋の間を通して目を楽しませてくれました。まさに「秋を彩る」でした。いつ見ても違う彩りで、何度見ても違う美しさに飽きがきませんでした。優れものです。毎回、このトウカエデに会いに行くのが楽しみでした。
一方で、カエデがモミジほどは注目されない理由も、このグラデーションの美しさではないかと思います。長い期間、変化に富んだ姿を見せてくれたカエデですが、落葉の時期を迎えても全体が真っ赤ではなく、緑や黄色の部分も残っています。
モミジ狩りは、全山真っ赤になる時を狙って行きますよね。イチョウの名所も、いちょう祭りの時期ともなれば、あたり一面全部黄色です。
この「全部一斉に○○」がお祭り的イベントとして心に訴えるのではないかと。
一色に染まるイチョウやモミジもいいけれど、毎日グラデーションの変化を長く楽しめるカエデは、秋を通して散歩の楽しみでした。公園の樹木として選ばれることが多いのも納得です。
ちなみにモミジは今、こんな感じです。これが真っ赤に染まる頃には、ずいぶん寒くなっているかもですね。
では、また!